平成19年、福井県小浜市を舞台にNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」が放送されました。
そこに端を発し、有志の方による落語文化を応援する団体<若狭小浜ちりとて落語の会>が発足、プロの落語家の公演、および、アマチュア女流落語大会である<ちりとてちん杯全国女性落語大会>の開催と、地域に落語文化を根付かせる活動を続けてこられました。
その功績が認められ、2023年には、サントリー地域文化賞という、素晴らしい賞も受賞されました。 (https://www.suntory.co.jp/sfnd/prize_cca/)
桂福丸も、若き頃より小浜の方々にお世話になり、数々の高座を踏ませてもらっただけでなく、今や家族ぐるみのお付き合いもさせていただいています。何とか小浜へ恩返しができないかという想いを持ち続けているうちに、小浜の地域活性のイベントの中で、偶然大学生の落研の方と一緒になる機会がありました。そこから、大学生の方々の落語活動について教えてもらい、私が思っていた以上の熱意や行動力に感服いたしました。
そこで思いついたのが、「小浜」「学生」「落語」という3つの要素を合わせるイベントの開催でした。落語に携わる学生の方々のパワーを小浜に集結することで、地域の方にも喜んでいただける催しができないかと、学生の方へのヒアリングや、小浜の方々のご意見を集め、今回<おばま学生落語まつり>というイベントを開催させていただくこととなりました。
小学生・中学生向けには、桂福丸の「落語入門」、そして、私が普段大阪にて行っている、無料の学童自習イベント「宿題カフェ」。
中学生・高校生には、このお祭の準備や当日の手伝いという形で、落語文化に触れていただき、市外からやって来る大学生たちのおもてなしに関わっていただきます。自分の住んでいる街の魅力を伝える貴重な機会となると思います。
そして、一番大きなパートとなるのがこの、大学生落語選手権「桂福丸杯」です。
現役の落研の方々に昨年からご意見を伺い、「こんな大会があったらいいな」という希望をできるだけ反映させた大会となりました。
もちろん至らないところもあると思いますが、回を重ねていくことで少しずつブラッシュアップさせていければと思っております。
夏の小浜は魅力がいっぱいです!
<きれいな海><サバをはじめとする食>
<断崖絶壁を舟でめぐる蘇洞門めぐり>
<国宝をたくさんかかえる寺社仏閣>
などなど、思い出づくりにもぴったり!
大会に出るだけでなく、ぜひ学生時代の素敵な1ページを小浜でつくってください!
全国の落語好き大学生のみなさまのご参加をお待ちしています!!